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台付け

公開日:2020.7.23

花木類の枝物や挿し木繁殖の挿し穂用の枝を生産するために栽培している株に、枝の発生位置を決めるために行う摘心を台付けという。一定の位置で主枝や幹を切り揃え、その位置から伸長してきた枝を連年で採取するとき、枝の発生場所が太い幹となって台のようになる。台の高さから低、中、高台と呼び分けることもある。

台付けは枝数を増やし枝の揃いを良くする。台付け位置は低いほど丈の長い枝が得られるが、形成される花芽が少なく、また樹高が低いと雪害を受けやすい。

したがって台付け位置は生産品目の種類と地域に応じて調整される。主幹の台付け位置の高さはサクラ、ハナモモ、レンギョウ、ツルウメモドキでは1m前後、モクレンは1〜1.5m、ハクモクレンは2〜3m、サンシュユは0.5m、トキワガマズミは0.3〜0.5m、ヤナギ類およびサンゴミズキは0.15m、イボタとユーカリの低台では0.3m、高台ではイボタが0.6m、ユーカリは1.2mである。

主幹と主枝の台付け位置がほぼ同じものと、主枝の台付けを高くする種類がある。レンギョウのように2〜3回収穫すると長い枝が発生しないものでは、株元から発生した太い枝に更新して台付けする。

切り枝の収穫対象は一般には2年枝か1年枝である。ヤナギ類は毎年、ハナモモは2〜3年ごと、ヒガンザクラは樹勢に応じて2〜3年おきに全枝を収穫する。ケイオウザクラは毎年1/2〜1/3を間引き収穫する。

 

『農耕と園藝』2012年8月号より転載

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