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乾果

公開日:2020.8.6 更新日: 2020.5.15

果実は自然に熟すとき、乾果と液果に大別される。果皮が乾いて、膜質か薄い皮革質になるものを乾果と言い、果皮が多肉質または液質となるものは液果と言う。乾果はさらに果皮の裂開性から、裂開果(れっかいか)と閉果(へいか)とに分類をする。

裂開果である乾果の例

/袋果(たいか):離生心皮の雌しべからでき、腹部で裂開する。トリカブト、シャクヤクなど。

/豆果(とうか):背腹で裂ける。マメ科、フジなど。/朔果(さくか):多数心皮の子房からでき、心皮の境などで縦に裂ける。フヨウ、アヤメなど。

/孔開朔果(こうかいさくか):子房の一部が裂け、穴ができる。ケシ、キンギョソウなど。

/蓋果(がいか):果実の上部が蓋のようにとれる。マツバボタン、サクラソウなど。

/角果(かくか):果皮が左右2片に分離しても中軸が残る。長い角果が長角果(ちょうかくか)でアブラナ科など。短い角果が短角果(たんかくか)でナズナなど。

閉果である乾果の例

/痩果(そうか):1枚の心皮からなり、薄い果皮に1種子が包まれる。タンポポ、イチゴなど。

/頴果(えいか):イネ科の果実。/翼果(よくか):散布に有効な翼を持つ。カエデ、アキニレなど。

/堅果(けんか):果皮が木質化し硬い。ブナ、カシのどんぐり。/節果(せつか):豆果に同じで1種子単位で横に切れる。オジギソウなど。

/分離果(ぶんりか):多数の子房からでき、熟すと心皮ごとに縦に分離して分果となる。セリ科、タチアオイなど。

 

『農耕と園藝』2012年11月号より転載

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