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最初は1kgだけのつもりだったのに

公開日:2020.6.25

みなさんこんにちは。だまです。
梅雨ですね。ジメジメです。でもこの時期、ちょっとそわそわしますよね。何がって、ウメですよ、ウメ。

先日、カルチべブログでづみたんが梅酒を作っていましたね。新婚さんのやる気があふれたていねいな梅仕事。わたしには眩しすぎて、思わず目を細めながら読んじゃいましたよ。新婚といえば、園芸上手なさかもんも新しい生活が始まったようで、ふたりとも、おめでとうございます☆

さて、わたくしも、毎年梅干しを漬けています。といっても1kgほど。お弁当用にちょっとだけです。今食べているのは3年くらい前に漬けたもの。今年漬けるのは、数年後に食べることになるはず。数年おいたほうが、トゲトゲしていないのよね。

ウメが出回る時期になるとそわそわするもんですが、今年は新型コロナの影響もあり生協で頼んだので、家でじっと待っていました。じーっと。買いそびれるんじゃないかって、そわそわしながらお店に行くのも梅仕事の楽しみなんだな、と気づいた2020年初夏…。

そんなわけで、届いたウメはなりくちをとって、洗って水気をふきとって、塩で漬け込みます。

いつの頃からか、ホウロウ容器の消毒が面倒で、ポリ袋で漬けています。塩は18%、特別なレシピなどありません。
重しもそのへんにある瓶をのせるだけ。SNSにもアップしたところ「あっという間に重しが軽くなって意味がないのでは?」と鋭いご指摘をいただきました。大丈夫、重しは箱で買ってるから、予備はまだあります。

あとはシソを買いそびれないように気をつけるだけ。赤ジソが出回るのは一瞬なので、逃さないように。

さて、これで今年の梅仕事は一旦終了。と思っていたのですが…テレビでいろいろな梅漬けをやっていたのを見て、うっかり梅魂に火がついてしまったわたくしは、まだまだ間に合う! と、八百屋さんへ走り、1kgの青梅(神奈川県民なので小田原産)をゲットしたのでした。

割梅の砂糖漬け。ウメを割るのが大変で、DIYで余った板の切れっ端を探し出して、全体重をかけて割ってやったわ。塩してから、酢で発酵を止めて、砂糖で漬けます。大量の砂糖におののいたわ。関係ないけど、おののいた、とおのののかは似てるね。

1ヵ月ほどで食べ始めることができるそうです。リモートワークにいいお茶うけができそうです。

今年のウメ仕事はこれでヨシ! と思っていたのですが、料理番組の録画を見ていると、これまで見たことがない漬け方が紹介されていました。なんと、ウメの塩麹漬けですってよ、奥さん! 知ってます? ちょうど生協で「今年最後!」という南高梅があったので、注文してしまいました。最初は1kgだけ、と思っていたウメも結局今年は3kg。梅魂に火がついて、自分を見失ったわ。

届いた時は青かったので、追熟すること5日。ようやく色が変わってきました。
ウメを追熟しながら、同時進行で塩麹の仕込み。乾燥米麹、塩、水、たったそれだけ。
ここでまたポリ袋登場。ちょうどいいサイズのホウロウ容器は、ぬか床となっていました。あ、ぬか床に青梅入れるとフルーティーになってぬか漬けがおいしくなりますよ。それにしても、なんで1個、袋の外に落ちているのかしら。写真見て気づいたけど。

これは1ヵ月ほどから食べられるそうです。料理にも活用できるようで、楽しみです。

ということで、今年はウメでいろいろな保存食を作りました。できるまで時間がかかりますが、忘れたころにできあがるのが保存食の喜びだったりします。ふだんの生活で少しずつ味わったり、新型コロナが落ち着くかはわかりませんが、アウトドアで遊べるようになったら、登山の携行食としても活用したいです。

ではまたお会いする日まで、ごきげんよう!

 

 

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