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越夏と夜風

公開日:2020.9.8 更新日: 2020.9.14

こんにちは、づみたんです。

真夏の暑さも徐々におさまり、ようやく待ち望んだ過ごしやすい季節の到来ですね。夜風はすでに秋。これからゆっくりと深まっていく秋が待ち遠しいです。

さて、そんな本日は「多肉植物」の話でも。

例年以上の記録的な暑さを観測した今夏。

わが家では人間もバテバテでしたが、それ以上に繊細な多肉植物たちを守るのに必死でした。

ちょっとぐったりしているオラソニー【ハオルチア】。
同じくちょっとぐったりしている羽衣【ハオルチア】。
同じく生命の危機を感じる連日の暑さに、子株を増やし続ける秋おもい【ハオルチア】。

この時期、高温多湿に弱い彼らに対し、一つひとつの選択が死活問題となります(種類にもよりますが)。

「水を遣らなければよかった…(さよならの理由:根腐れ)」

「もっと早く置く場所を変えていれば…(さよならの理由:直射日光)」

など、いつも通りの手入れでも、よーーく考えた上で行動・工夫しなければなりません。

ありがたいことに、今年もそんな試練の猛暑を無事に乗り越えてくれた多肉植物たちを一部ご紹介します。

【スアベオレンス】ベンケイソウ科セダム属

分類はセダムですが、見た目はエケベリアと見間違えるようなロゼットが美しい品種。白粉をまとった淡いグリーンカラーの葉が特徴です。秋にはピンク色に紅葉し、鮮やかに色付いた姿を見せてくれるはずです。

【渚の夢】ベンケイソウ科エケベリア属

「渚の夢」は淡く青いカラーで表面に薄っすらと微毛があり、肉厚でぷっくりとした葉を持つ多肉植物で、白く美しい「ラウイ」と「青い渚(セト―サミノール)」の交配種。柔らかい日々が波の音に染まりそうです。わかる人だけわかってください。

【クーペリー変種トルンカータ】ツルボラン科ハオルチア属

みずみずしく透明感のある窓が愛らしいハオルチア属の多肉植物。葉を取り抜ける光を吸収して生長します。和名:雫石の名の通り、神秘的なところが特徴です。さまざまな多肉植物を育てますが、個人的にハオルチア属には最も魅了されてしまいます。

【ゼブリナ錦】ガガイモ科フェルニア属

ガガイモ科の多肉植物は一度見たら忘れられないようなインパクトのある花を咲かせることで知られていますが、この「ゼブリナ錦」も赤と黄色の艶やかな花を咲かせるそう。また、よく日に当てると株全体が赤く染まるため別名“赤鬼角”とも呼ばれています。

 

ということで、順調に越夏した多肉植物たちと共に実りの秋を待っています。今後も一雨ごとにより涼しく、より過ごしやすい季節になっていってくれるといいですね。

そういえば、そろそろ夏に作った自家製植木鉢が焼き上がって届くはず……!

 

あと数回涼しい夜風に吹かれたら、秋の植え替えの準備を進めようと思います。

 

それでは、また次回お会いしましょう!

編集部のづみたんでした。

 

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