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接ぎ木ロボット

公開日:2020.10.15

接ぎ木作業では、穂木と台木を切断し、台木と穂木の接合面を切り出し、その後に接合面を密着し、接着資材で固定する。この一連の作業には熟練を必要とし、大量に行うには手間と時間がかかる。

この接ぎ木作業の一部または全てを機械で行うようにしたものが接ぎ木ロボットである。大量に必要とする接ぎ木苗はトマトやキュウリなどの果実野菜類であり、もっぱら野菜接ぎ木ロボットとして開発されている。このロボットは農業ロボットの1つで、産業用ロボットに属する。

接ぎ木ロボットによる接ぎ合わせのやり方は、合わせ接ぎ、割り接ぎ、挿し接ぎがあり、接合面の固定に用いる接着資材はプラスチッククリップ、瞬間接着剤などが使用される。

ロボットとは人の代わりにある程度自律的に判断して、作業の手順を自動的かつ連続的に行うことのできる機械をいう。人間の力を借りずにその作業を完結させるには、それに必要な知能を持つコンピュータを装備している。

産業用ロボットは、自動制御によるマニピュレーション機能または移動機能を持ち、各種の作業をプログラムによって実行できる機械をいう。マニピュレータとは、人間の腕に類似した機能を持ち、各種の作業を行うことのできるものをいう。農業用では、接ぎ木ロボット以外に、防除ロボットやトラクタを完全無人運転させる耕耘ロボットもある。

 

『農耕と園藝』2006年2月号より転載

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