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続・秋のたのしみ

公開日:2020.10.1

こんにちは。10月になりました。

前回のブログで、この季節の主役はイモ、クリ、カボチャだと申しましたが、すみません、実り多き季節ですので、まだまだ魅力を伝えたい野菜がありました。

今回はレンコンの話です。

こちらは全国の出荷量の約半数を占める茨城産のレンコン。

レンコンと言えば穴が特徴ですが、身近な野菜ながら何のためにあいているのかと聞かれると、「あれ、何だろう?」と思ってしまいませんか?レンコンは蓮の花の地下茎が肥大化したもので、泥の中で育つのですが、あの穴から空気が供給されるんだそうです。レンコンが育つための通気口というわけですね。この穴が「見通しがいい」という縁起を担いで、レンコンはおせち料理に欠かせない存在です。

でも、でもですね。お煮しめだけがレンコンの活躍の場じゃないんです。いやいや、きんぴらや酢ばすもいいですよ。好きですよ。でも、今回言いたいのは、レンコンは和食だけじゃない、薄切りだけじゃない!ということです。

というわけで、いろいろなレンコン料理を作ってみました。

まずはこちら。

なんだかわかります…?

こちらは「レンコンもち」です。穴どころかレンコンの姿形がいっさい残っていませんが…

レンコンをすりおろしました!

レンコンはでんぷんが多く、加熱すると粘り気が増します。それをいかして、すりおろしたレンコンに片栗粉を混ぜて焼くと、もちもち食感が楽しいお焼きに。今回はチーズや桜海老、小ネギを加えました。ついつい手が伸びる!

それからこちら。

こちらもぱっと見ではレンコンとわからないかも?

こちらはレンコンを縦に切ってナンプラーとバターで炒めた「エスニック風バターソテー」。切り方と味付けを変えただけで、きんぴらじゃなくてソテーと言いたくなりませんか?レンコンは洋風やエスニックの味付けも意外なほどよく合います。そして、縦に切ると食感がまったくちがうというのもレンコンならではのおもしろさだと思います。

最後にこちら。

すべてのレンコンが見えていますか…?

こちらは「肉団子とレンコンの黒酢あんかけ」ですが、じつは肉団子の中にも刻んだレンコンを混ぜています。加熱しても食感が残るレンコンだからこそ、いろんな料理でアクセントになるし食べ応えもアップしますね。とくにハンバーグやつくねなどのひき肉料理は“隠しレンコン”しがいがありますのでぜひ。

いつもの野菜も視点を変えるとまだまだ新しい味わい方を見つけられますね。すっかり涼しくなり、キッチンに立つとすぐ汗だく…なんてこともなくなりましたので、料理を楽しみたいと思います!

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