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植物の性型

公開日:2020.12.10

植物には雌雄性を示す両性花・雌花・雄花の3通りの花があり、これらが個体上に配列される。植物体上に配列される雌雄性を持つ花の組み合わせを植物の性型という。個体の性型には、同種の全個体に雌雄の器官が配列する性的同型と、個体により雌雄のいずれか一方に限定される性的異型がある。

性的同型には以下の5型がある。

1)両全性:1つの花に雄しべと雌しべが配置されている両性花だけを着ける個体であり、多くの種が属する。

2)雌雄同株(雌雄異花同株):1個体上に雌花と雄花を持つ。ブナ科、ウリ科の多くの種、ベゴニアなど。

3)雄性両全同株:1個体上に雄花と両性花を持つ。ツユクサ、ウリ科のメロンなど。

4)雌性両全同株:1個体上に雌花と両性花を持つ。キク科に多い。

5)三型性同株:1個体上に雌花、雄花、両性花を持つ。

性的異型には以下の4型がある。

1)雌雄異株:雌株と雄株とがある。モチノキ科、ヤナギ科、テンナンショウ、カツラ、キハダ、サンショウ、アオキ、フキ、ホップ、アスパラガス、パパイヤなど。

2)雌性両全異株:両性株と雌株とがある。ナデシコ科のマンテマ属、ナデシコ属、ノミノフスマ属、シレネ属、ツリガネニンジン、カンアオイなど。

3)雄性両全異株:両性株と雄株がある。アオダモ、ヒトツバタゴ、イタヤカエデなど。

4)三型性異株:両性株、雄株、雌株の3型が存在する。ヤマアオイなど。

 

『農耕と園藝』2006年10月号より転載

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