HOME 読みもの なるほど園芸用語 ベビーリーフ なるほど園芸用語 ベビーリーフ 野菜 公開日:2020.12.24 発芽後10〜30日程度の若い葉もの野菜で、葉を収穫して主としてサラダ用に供されるものを総称して、ベビーリーフという。 植物個体を収穫するか、葉を切り取って出荷する若い摘み採り菜である。 ベビーリーフ用の植物には特定の分類基準はなく、若い葉を使用していればベビーリーフとみなされる。 ベビーリーフに入れられた野菜は、初めはほとんどがレタスの仲間で構成されていたが、今では サニーレタス(赤チリメンチシャ、青チリメンチシャ)、サラダナ、ロメインレタス、ガーデンレタス(赤、青オークリーフ、フリンジ型) に加えて、 ミズナ、カラシナ(赤、青)、マスタード、ルッコラ、ホウレンソウ、コマツナ、赤タカナ、ターサイ、ケール(赤、青)、ビーツ、ヒユナ などが挙げられ、日本野菜、中国野菜、イタリア野菜も加えられている。 サラダ用食材として、そのままじかに使用されるので、鮮度保持が重要であり、防曇性に優れるポリプロピレンフィルムなどに包装される。 ベビーリーフと同じように若い葉や個体が利用されるものに、間引き菜がある。これも特定の野菜があるのではなく、葉根菜類をうろぬいた苗が食材になる。 上記ベビーリーフに加えて、シロナ、ハクサイ、ダイコン、ニンジン、ゴボウなどが利用される。 密に播種して2〜3葉展開の苗を出荷する場合はツマミナと言い、これには主としてタイサイが用いられる。 『農耕と園藝』2006年12月号より転載 この記事をシェア 関連記事 2024.3.15 薬剤摘果 果樹栽培においては、着果過多になると隔年結果を引き起こしたり、果実の品質の低下を […] 果樹栽培薬剤摘果 2024.2.15 ハナヤサイの異常花蕾 ハナヤサイの花芽分化は、一定の大きさに生育した苗が一定の低温にあうと起こる性質が […] ライシーハナヤサイ花芽分化ボトニングリーフィー毛羽立ち 2024.1.15 ビターピット リンゴの生理障害のひとつで、果実の主として中央部分から下の方にかけて発生する褐変 […] リンゴビターピット生理障害