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秋の訪れはカキとともに!?

公開日:2020.11.25

こんにちは。だまです。
芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋……みなさんにはどんな秋が訪れていますか?
私は毎朝、家のまわりの落ち葉を掃きながら、地味に秋を感じています。紅葉は言わずもがな、落ち葉がハラハラ舞い落ちたり、風に吹かれてカサカサ鳴ったり、その動きや音もまたよいものです。ただ、ケヤキだけは……紅葉した木は美しいと思うのですが、落ちた葉はギザギザがあり掃きとりにくいので、あいつだけは葉が地面に落ちた瞬間から嫌いになります。

さて、秋の果物といえばカキですが、カキといえば思い出すのは実家の庭木です。

子供のころ、実家の庭にはサクラやフジ、カキ、ビワ、夏ミカンなど季節を楽しませてくれる木がありました。幼いころは祖父が藤棚に作ってくれたブランコに乗り、フジが折れそうになるほどグイグイこぎまくっていました。小学校の高学年になるとブランコに乗ることもなくなり、気がつくとフジの木はなくなっていました(おそらく祖父が切ったのだと思われます。植えるのも好きだけど、切るのも好きな変わったじいちゃんでした)。

ある時、物が増えたので、もうひとつ物置を作ることになり、庭の端っこにあったビワの木が切られました。

春になると花を咲かせて楽しませてくれたサクラの木は、年々どんどん大きくなり、やがて張り出した枝が敷地を飛び出し、道路の電線に当たるようになりました。花はともかく、夏になると葉に毛虫がたくさんつき、落ち葉はご近所の敷地に落ちるし……なにかと大変なサクラの木。ある日、祖父と父により、サクラの木も切り倒されました。

やがて祖父が亡くなり、カキの実は誰もとらなくなりました。

そして祖母も亡くなり、相続で土地の一部を手放すことになりました。先日久しぶりに実家に行ったら、夏ミカンの木もなくなっていました。もう庭の夏ミカンのマーマレードを食べることはないんだな、とちょっとさみしくなりました。家族の形とともに、庭も変化していくものなんですね。

なんだかしんみりした話になりつつありますが、カキの話です。庭のカキは渋柿だったので、祖父が焼酎につけたり、干し柿にして食べていました。正直そんなに好きな果物ではなったのですが、大人になって「富有柿」を食べてから、そのおいしさに感動! カキが好きになりました。富有柿のシーズンになると、いそいそとスーパーへ行って購入しています。

で、今年は「カルチべ」で富有柿の取材に行ってきました〜! ちょうどこのブログを書いているときにライターさんから原稿が届いたので、記事が掲出されるまでもう少しお時間くださいね。神奈川県海老名市でおばあちゃんと一緒に果樹・野菜・米栽培をしている市川農園さんの取り組みをうかがいましたよ。

市川さんのバックショットをチラ見せ。

市川さんのお屋敷の前には、植えてから50年以上たっている、それはそれは大きなカキの木がありました(トップ画像)。開発が進む海老名市で圃場をつないでいくことは、そう簡単ではありません。多品目栽培で都市農業を営む市川青年の取り組みをご紹介します。どうぞお楽しみに!

カキといえば柿酢の話にしよう、と書き始めたのに全然違う話になってしまった、アハっ。私の人生と同じでブログの内容も行き当たりばったりです(汗)。柿酢の話は来年の秋にでも。

ではまたお会いする日まで、ごきげんよう☆
あれ、もしかして良いお年を〜になるかも!?

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