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なるほど園芸用語

立ち木仕立て

公開日:2021.1.28

果樹などの樹形を整えることを整枝といい、整枝法には立ち木仕立てと棚仕立てがある。立ち木仕立てで作る樹形には主幹形、変則主幹形、開心自然形、細型主幹形がある。

主幹形:地上部全体を支える主幹を樹の中央部に垂直に伸ばし、骨格枝である主枝や亜主枝を立体的に配置した円錐形に近い樹形を主幹形という。リンゴ・ナシ・クリ・カキなどの放任樹ではこの樹形になる。

これらの果樹は幼木期にはこの樹形で育てるが、年数を経ると、樹冠内部への光の透過が悪くなり、主幹を短くした変則主幹形や開心自然形に移行させる。ナシはわが国では台風対策から棚仕立てが一般的である。

変則主幹形:主幹形の上部を切り縮めた形を言い、主幹は地面から2〜3mの高さで切り、主幹から発生した主枝を3〜4本配置する樹形とする。リンゴの若木・カキ・クリなどの成木の整枝法として用いられる。

開心自然形:主幹の高さを60〜90cmとし、主枝を斜め方向に2〜4本立て、その主枝に亜主枝を付けて、骨格枝とする樹形である。枝が開帳しやすい樹種であるモモ・ウメ・スモモ・カンキツなどに、またリンゴの成木に用いる。

細型主幹形:骨格枝が主幹だけからなり、それに直接短い側枝がつく主幹形を言い、スレンダースピンドルブッシュと言う。リンゴわい性樹に用いられる。この樹形には支柱を必要とする。

 

 

 

『農耕と園藝』2003年3月号より転載

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