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二命名法

公開日:2021.2.11 更新日: 2020.12.16

生物の種には科学的な名である学名が必ず付いており、これが世界共通の呼び名である。
しかし各言語名も付く場合があり、日本語なら和名で、英語では英名で呼ばれる。
学名の命名は属名と種小名(しゅしょうめい)との2語の組み合わせで表現することから、二命名法と言い、これらはラテン語あるいはラテン語化された単語で記述される。

種小名は小文字で始め、形式的には形容詞として扱い、その種の特徴を述べる関係のある地名・人名・土語などをラテン語化し、表現形は単数で性は属名に従う。

属名は大文字で始まる名詞を当てる。学名はイタリック体で表示される。

正式には種小名のあとに命名者の名前をローマ字表示で加える。
二命名法ないし二名法はリンネによって提唱された。

生物の群を分類する基準は種にあるが、命名法上は二命名法に拠っているので属に基準があり、種の名は属名が支配的になる。

たとえばツバキはCamellia japonica L.であり、サザンカはCamellia sasanqua Thunb.で、カメリア属である。
種間雑種であることが明らかな場合は属名と種小名との間に交雑を意味する☓を書き入れる。

Fragaria×ananassa Duch.は栽培イチゴが種間雑種由来であることを意味する。
属間雑種由来であれば属の前に☓が書き入れられ、ランのレリア属とカトレア属の雑種からできたレリオカトレアは、☓LaeliocattleyaまたはLaelia☓Cattleyaとする。

 

『農耕と園藝』2011年5月号より転載

 

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