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ヤーコンってどんな野菜?

公開日:2021.2.4 更新日: 2021.3.23

こんにちは!とぅーすです。

少し前に九州に行ったのですが、こんなものをゲットしました。

左がヤーコンレシピ集。(右は博多南線30周年記念スタンプ台帳。博多駅にて配布)

ヤーコンレシピ集!
南博多駅前ビル内にて配布しておりました。
南博多駅前ビル、通称「ナカイチ」は福岡県那珂川市にあり、館内には那珂川市の農業に関するパネルが展示されていました。
それによると、那珂川市は特産野菜として「ヤーコン」の栽培に力を入れているそうです。

料理してみよう!と思ったのもつかの間、生まれてこの方「ヤーコン」なるものを見たことがない…。

果たして、都内で手に入るのでしょうか。

 

 

と、思ったら普通に売っておりました。
お取り寄せも覚悟していましたが、夕飯を買いに立ち寄った八百屋さんで運命的な出会いを果たせました。
ヤーコンの収穫時期は晩秋~冬ですので、ちょうど市場に出回る時期だったみたいです。
スーパーではあまり見かけませんが、八百屋さんや道の駅などでは手に入りやすいそうです。

早速、自宅にて取り出してみると…

見た目はイモのよう。
大きさも30cmほどで、茶色いサツマイモといった感じです。

切ってみると、断面は白く、かなり水分があります。

白くみずみずしい断面。調べたところ、おそらく品種は「サラダオトメ」

撮影当時は1月22日。この日は「カレーの日」に制定されています。なので、夕飯は絶対カレーにする!と決めていました。
ヤーコンの外観がイモのようなので、ジャガイモの代わりにしようと考えていましたが、断面を見るとダイコンのようなみずみずしさ…。
「ちゃんとレシピに載ってるものを作った方が良いのでは…。」と一抹の不安を感じましたが、カレーに入れてまずいことはないだろうと投入。
ヤーコンとカレーのコラボレーションはいかに!?

あ、合わない!
長時間加熱してもシャキシャキするヤーコンの食感が、カレーに馴染まない。せっかくのヤーコンの味もカレーに負けて全くわからない…。

ということで、大人しく、もらったヤーコンレシピの料理を改めて食べてみることにしました。
生食にしてサラダにしたり、きんぴらもオススメみたいです。
※後日、実食した感想を追記いたします!
追記(3月23日):ヤーコンのきんぴらを作りました。
炒め物にしたら、やわらかく、芋のような味わいと食感に近づいて非常においしかったです。

調べたところ、ヤーコンの分類はキク類キク目キク科。
ジャガイモやサツマイモはキク類ナス目なので、見た目は似てても分類上はそんなに近くはないですね。
ゴボウやキクイモがキク類キク目キク科なので、ヤーコンにより近しいです。ヤーコンがサラダやきんぴらと合うのも納得です。
ヤーコンの原産はアンデス地方で、日本への導入は1984年ごろと言われております。
日本では馴染みのないヤーコンと、日本でおなじみのゴボウやキクイモが似ているのは不思議な感じがします。

レシピには、ヤーコンをすりおろしてケーキやジュースに混ぜて作るおやつも紹介されています。
ヤーコンは糖として、デンプンではなくフラクトオリゴ糖(FOS)を貯蔵します。これは難消化性の糖なため、カロリーを低く抑えられるそうです。なのに、しっかりと甘みを感じるので、ダイエット食にも良いかもしれません。

ご飯にも、そしておやつにもなる万能なヤーコン。
みなさまもぜひ食べてみてはいかがでしょうか。

※ヤーコンレシピは那珂川市にHPにも公開されています。↓
https://www.city.nakagawa.lg.jp/soshiki/15/ya-kon.html

参考

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