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お酒のお米を炊いてみた

公開日:2021.4.27

ガースです。日が長くなって、朝は早くから明るくて、目覚めもよいですね。
休日のランニングも爽やかな日差しで気持ち良い汗がかけるこの頃です(とはいえ紫外線に注意!)。

しかし、依然として猛威を振るう新型コロナ。
東京には3度目の緊急事態宣言が発令されることになりました。飲食店では午後8時までの営業に加え、酒の提供は終日NGという禁酒令までついてきました。
生産者の皆様も様々なところで影響が出ていることと思います。

そんななか、「酒に使うコメを使って、ランチメニューに料理として提供するお店がある」というニュースをネットで目にしました。確かにそれは斬新な企画!

酒造メーカーさんは出荷量の減少に伴い、生産量も減らさざるを得ない。
となると、その原料のコメも余ってしまう。そこをなんとか支援できないかとの発案だそうです。

三度の飯とお酒が大好きなガースとしては、これはじっとしていられません。すわ、その店へ!
と思ったのですが、期間限定の企画だったそうで、すでにメニューの提供は終了していました。

ならば自分で炊いてみよう! とネット検索したところ、いくつか販売しているお店を見つけました。

一番少ない2合で売っているものをチョイスしました。パッケージが大層オサレです。
お酒専用のコメといえば山田錦。産地は兵庫県。山田錦の名産地ですね!
お酒の種類にもよりますが、大吟醸酒にする場合は50%以上磨いてしまうんですよね。
しかしこのお米は家庭の炊飯器で炊けるよう、主食米と同じ精米歩合の90%にしてあるそうです。

いざ開封。わかりますでしょうか。お米の中心がうっすら白い。これが山田錦の特徴だそうです。
炊いてみました。水の量は白米と同じにしましたが、食用米に比べ、しゃもじが入りづらい。見た目も食用米よりもつやがないような気がします。
いざ実食。赤だしのお味噌汁と一緒に。白米のお供は①生卵、②納豆、③ふりかけがエントリー。まず白米のみで食べてみて相性を考えてみます。

ひと口食べてみました。見た目のつやがないと思った通り、舌触りも粗い。でも水分不足によるパサパサ感ではなく、ふわっとした食感ではないな、というのが正直な感想です。味は非常に淡泊、むしろあまり味がないような気がします。なので、お相手は生卵を選んでTKGにしました。うん、おいしい!

いつもは液体の姿になってガースを大いに幸せにしてくれる山田錦さんですが、今回はこんな形で楽しませてくれました。次回日本酒を飲むときには、このご飯の味を思い出して改めていただきたいと思います。え? いただくならせっかくなんで大吟醸ですよ!

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