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ミスト繁殖

公開日:2021.10.28

挿し木した植物の葉に、霧(ミスト)状の水を絶えず噴霧することにより萎凋を防ぎ、発根を促す方法を「ミスト繁殖」という。

挿し木の適期は植物の種類により異なるが、植物の側からみると、発根しやすいのは細胞分裂が盛んに行われる時期、すなわち茎や枝の伸長期が良いとみられる。しかしこの時期は、広葉樹などは展開直後の若い葉をもち、蒸散が激しく、発根前に挿し穂が枯れることが多い。したがって、これらの植物では、蒸散さえ抑えることができれば活着しやすくなる。

植物の種類によっては、ミスト法によっても発根が悪かったり、遅れたりするものがある。その原因のひとつはミストにより葉の養分が水に洗い流されることにある。この場合は、流出する養分をあらかじめ加えて噴霧する養分ミストの方法をとれば解決する。それでも発根の悪い種類があるが、これらは発根促進物質の研究などが進めば、いずれ解決するであろう。

ミストを連続的に与えるには、一定時間ごとにタイマーを使って噴霧するか、電気葉(エレクトロニックリーフ)と呼ぶ板を使い、この板上の水の蒸発にともなって噴霧する方法がある。後者の場合は天候の変化に応じて噴霧できる利点がある。

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