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土壌改良剤

公開日:2022.1.20 更新日: 2021.11.26

工業の発達にともない、工業製品を土壌に投入することによって土壌の物理性・化学性の改良を図ろうとする試みがなされるようになった。この目的で作られたものを「土壌改良剤」という。現在は土壌の団粒形成を目的として作られたポリビニル系統の高分子化合物がほとんどである。これは土壌に団粒構造を形成させ、通気性・透水性・保水性などの物理的性質を改良しようとするものである。ポリビニル系以外のものとしては「フミゾール」の名で知られるものがある。これは堆肥が団粒構造を作るときにもとになる腐植酸(フミン酸)を石灰から製造したものである。施用量は10aあたり20~40・で、土壌とよく混合する。なお、土壌の化学性を改良する目的で施用するゼオライト・ベントナイトなどの鉱物は土壌改良材という。

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