HOME 読みもの なるほど園芸用語 土壌改良剤 なるほど園芸用語 土壌改良剤 土壌栽培 公開日:2022.1.20 更新日: 2021.11.26 工業の発達にともない、工業製品を土壌に投入することによって土壌の物理性・化学性の改良を図ろうとする試みがなされるようになった。この目的で作られたものを「土壌改良剤」という。現在は土壌の団粒形成を目的として作られたポリビニル系統の高分子化合物がほとんどである。これは土壌に団粒構造を形成させ、通気性・透水性・保水性などの物理的性質を改良しようとするものである。ポリビニル系以外のものとしては「フミゾール」の名で知られるものがある。これは堆肥が団粒構造を作るときにもとになる腐植酸(フミン酸)を石灰から製造したものである。施用量は10aあたり20~40・で、土壌とよく混合する。なお、土壌の化学性を改良する目的で施用するゼオライト・ベントナイトなどの鉱物は土壌改良材という。 この記事をシェア 関連記事 2024.3.15 薬剤摘果 果樹栽培においては、着果過多になると隔年結果を引き起こしたり、果実の品質の低下を […] 果樹栽培薬剤摘果 2024.2.15 ハナヤサイの異常花蕾 ハナヤサイの花芽分化は、一定の大きさに生育した苗が一定の低温にあうと起こる性質が […] 毛羽立ちライシーハナヤサイ花芽分化ボトニングリーフィー 2024.1.15 ビターピット リンゴの生理障害のひとつで、果実の主として中央部分から下の方にかけて発生する褐変 […] リンゴビターピット生理障害