農耕と園藝 online カルチべ

生産から流通まで、
農家によりそうWEBサイト

お役立ちリンク集~カルチペディア~
なるほど園芸用語

硝酸化成作用

公開日:2022.2.10 更新日: 2021.12.21

土壌に施されたアンモニア態チッ素および土壌中にあるアンモニア態チッ素は、酸化されて硝酸態チッ素に変わる。この作用を「硝酸化成作用」(硝化作用)といい、生成された硝酸態窒素(NO3N)は、畑地に育つ多くの植物の生育にとって好適なチッ素形態とされるものである。この作用は主として土壌中の微生物によって行われるもので、2つの過程がある。

1つはアンモニアが酸化されて亜硝酸(NO2N)になる亜硝酸生成作用であり、これは亜硝酸生成細菌によって行われる。次には亜硝酸がさらに酸化されて硝酸(NO3N)になる硝酸生成作用であり、これは硝酸生成細菌が行う。簡単に表せば次のようになる。

この記事をシェア