HOME 読みもの なるほど園芸用語 硝酸化成作用 なるほど園芸用語 硝酸化成作用 土壌栽培 公開日:2022.2.10 更新日: 2021.12.21 土壌に施されたアンモニア態チッ素および土壌中にあるアンモニア態チッ素は、酸化されて硝酸態チッ素に変わる。この作用を「硝酸化成作用」(硝化作用)といい、生成された硝酸態窒素(NO3N)は、畑地に育つ多くの植物の生育にとって好適なチッ素形態とされるものである。この作用は主として土壌中の微生物によって行われるもので、2つの過程がある。 1つはアンモニアが酸化されて亜硝酸(NO2N)になる亜硝酸生成作用であり、これは亜硝酸生成細菌によって行われる。次には亜硝酸がさらに酸化されて硝酸(NO3N)になる硝酸生成作用であり、これは硝酸生成細菌が行う。簡単に表せば次のようになる。 この記事をシェア 関連記事 2024.3.15 薬剤摘果 果樹栽培においては、着果過多になると隔年結果を引き起こしたり、果実の品質の低下を […] 果樹栽培薬剤摘果 2024.2.15 ハナヤサイの異常花蕾 ハナヤサイの花芽分化は、一定の大きさに生育した苗が一定の低温にあうと起こる性質が […] 花芽分化ボトニングリーフィー毛羽立ちライシーハナヤサイ 2024.1.15 ビターピット リンゴの生理障害のひとつで、果実の主として中央部分から下の方にかけて発生する褐変 […] リンゴビターピット生理障害