【関西　野菜】貝塚澤茄子と馬場なす（なにわの伝統野菜）

大阪には「なにわの伝統野菜」という大阪府が認証している伝統的に栽培・利用されていた野菜が約20品目ある。

農林水産省のWebサイトを見ると、伝統野菜とは、

「その土地で古くから作られてきたもので、 採種を繰り返していく中で、その土地の気候風土にあった野菜として確立されてきたもの」

と記載されている。

これを聞くと、固定種（在来種）が伝統野菜であるかのように思うのだが、日本全国には、その地域ごとの伝統的な野菜というのは存在しており、その定義も地域ごとに異なり、固定種であるとは限らずその地域で長きにわたって伝統的に作られてきた特産野菜であっても品種改良されたF₁（一代交配）を利用しているものもある。

なにわの伝統野菜の定義は、
（１）概ね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜。
（２）苗、種子等の来歴が明らかで大阪独自の品目、品種であり、栽培に供する苗、種子等の確保が可能な野菜。
（３）現在も府内で生産されている野菜。

と大阪府のWebサイトに記載がある。こちらはまごうことなく固定種だ。