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【関東 切り花】トルコギキョウ

公開日:2023.8.23 更新日: 2023.8.30
(画像/photolibrary(https://www.photolibrary.jp/

トルコギキョウは日本を代表する花だ。海外で生産されているトルコギキョウの大半は、(株)サカタのタネやタキイ種苗(株)といった日本の種苗会社が開発した品種である。また、日本の生産技術による品質も評価され、2012年の国際園芸博覧会・フロリアードでは複数のトルコギキョウが入賞した。結婚式や葬儀などの業務需要をはじめ、生花店などの小売り、ホームユースと幅広く需要があり、周年流通するようになった。

原種は北アメリカのテキサス州で自生しているリンドウ科の一重咲きだ。日本に導入されたのは1930年代で、最初に発売されたものも一重品種だった。その後、他の切り花にはなかった花弁の先が縁取られるように色づいた覆輪系(花弁の色にかかわらずパステル系ともいう)、花弁が幾重にも重なった八重咲き、花弁にフリンジのきいているものなど、色や形も豊富な種類が生み出され商品化されていった。現在は600〜700品種が市場に流通している。

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