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【関西 果実】2023年を振り返って

公開日:2024.2.6
(画像/photolibrary(https://www.photolibrary.jp/))

7月に入ると全国的に気温高と干ばつが続き、モモ、ナシ、ブドウなどは前進出荷となり入荷増量となったが、スイカとメロンについては生育期の天候不順の影響で入荷量が少ない状況が続いた。

8月は記録的な気温高が続き、夜温も下がらないなかで上中旬には台風に見舞われて浸水や土砂災害が起きた地域もあった。スイカ類は秋田産、長野産が中心で下旬以降は入荷減となったが気温高と好天で消費は活発であった。和ナシは徳島産が中心で北陸の富山産、石川産は極端な干ばつで小玉比率が高く入荷減量となった。モモは山梨産、福島産ともに上中旬まで入荷量が多かったが前進気味で下旬に減少し、山形産、長野産へと移行した。ブドウは盆前までは引き合いが強かったが盆明けに弱まった。

9月に入っても極端な気温高が続き、夏から秋へと売場展開が変わるものの、夏果実に引き合いが集まった。季節が進むとともに、入荷についてはモモ・スイカ・和ナシからカキ、極早生ミカンへと移行した。ミカンの入荷量は前年より多く、カキは前年より少なかった。気温高で各品目とも前進出荷が続いたことで残量が少なく、全体的に入荷量は少なく単価高となった。

10月も上中旬は全国的に気温が高く、中下旬からは朝晩の気温は低くなるものの日中は暖かい日が続き、天候は晴れの日が多く降雨が少ない状況で夏秋の各品目とも前進出荷と小玉傾向が続いた。リンゴは気温高で着色が遅れ入荷量は少なかった。

11月も上旬に夏日があるなど異常な状況が続いた。ミカンは早生ミカンも前進出荷が続いたため11月の入荷量は前年より少なくなった。リンゴは産地出荷量が少なく高値傾向が続いたが高すぎて消費は鈍く発注も少なかった。西洋ナシの「ラ・フランス」は気温高と干ばつで障害もあり入荷量が少ない状況が続いた。夏秋物が前進出荷で残量が少なく、冬物は気温高と干ばつの影響で入荷量が少なかったことで果実全体の入荷量が少なく単価高となった。

12月になっても寒気の南下が弱く気温は平年より高い状況が続き、降水量も少ないまま干ばつが続いたが、寒気の流れによって北海道や北陸の日本海側では大雪になった地域もあった。前月から引き続き、入荷量はブドウを除いた品目は前年に比べ少なく、イチゴは気温高で前進出荷となった上中旬は入荷量が多かったが、年末の需要期に気温が急落して入荷減量となった。

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