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手のなかの平穏

公開日:2019.3.18

「カルチベブログ」ヘビーユーザーのみなさま、こんにちは。

「今日、初めてのぞきにきたよ!」という方、はじめまして。

 

デスクワークが基本の職業柄、仕事をするときはおいしいコーヒーを淹れると編集作業が捗る(気がする)づみたんです。

もちろん、取材や撮影に行くこともあるため、常日頃室内で過ごしているわけではありません。しかし、必然的にパソコンの前で過ごす時間が多くなるので、ほっと一息つく瞬間に選ぶ一杯が些細な日常の彩となることもあるのです。

そんな私ですが、先週末「Tea for Peace 04」という“お茶の祭典”へ出掛ける機会がありました。本日はそんなひとときのお話でも。

 

今回訪れた「Tea for Peace 04」は、農家さん選りすぐりの紅茶や緑茶、中国茶にハーブ、スパイスティーなどを販売している大人気のイベント。前回の来場者数は開催2日間でなんと2.5万人。

場所は都内、表参道の国際連合大学内にて、3月16日(土)17日(日)の両日、Farmer’s Marketの主催で開催されました。

かわいらしい鳥のロゴマークが目印。

この祭典には、全国、世界から100種類以上のお茶が集まります。会場では農家さん、茶器職人などの作り手と対話をしながら、お茶の飲み比べを愉しむことができます。

また、今回は新たな試みとして「フレーバーマップ」を活用し、その時の気分やそれぞれのお茶が持つキャラクターをベースに、一人一人の好みに合うお茶を探すことができるとか。早速私も自分好みのお茶を探してみました!

フレーバーマップはお茶の種類ごとにわかりやすくカテゴライズされています。すべてのお茶が試飲できる専用のカップを受け取り、いざ散策!

奥へ進んでみると、お茶会やワークショップでは茶器や茶菓子、茶葉を使った和食を愉しんだり、美しい器を愛でながらブースを散策することもできました。さまざまなコンテンツを通してお茶を体験できる様子は、まさにお茶の祭典です。

伊勢と出雲のお茶や美しい茶器を販売しているMWL STOREさん。
しっかりとした茶葉の味わいが楽しめる「百年乃茶」。非常に香り高く、水出しも美味しい。
敷地内には、さまざまな農家さんが出店されていて、野菜や果樹、多肉植物に切り花のほか、個性的なピクルスやハチミツシロップ漬けなども販売されていました。
野菜といっしょに入っているのはうずらたまご。

なかでもやはり、農家の方から普段は聞けないお話やお茶のおいしい飲み方などを、陶芸家の方からは茶器にまつわるさまざまな制作秘話を伺えたのが新鮮で、今後もっともっと「生産者」「作り手」と呼ばれる方たちと、直接的に語り合え、交流できる場が増えていくことをしみじみと願いました。

そして、世界中に溢れる「一服する時間」の素晴らしさや、大切に紡がれてきた「お茶を飲む」という文化に、手のなかの平穏だけでは括れない何かを感じました。

大盛況の会場。みなさん、ティーカップを片手に世界中のお茶を愉しんでいました。

圃場やハウスで、公園のベンチで、職場のデスクで、「とりあえず、お茶でも飲んで」と、ほっとする瞬間を過ごすことが、次のいい仕事に繋がっているのかもしれませんね……!

(……と、自分を甘やかして購入した茶葉たち)

 

それではみなさま、次回も週明けにお会いしましょう!

月曜日担当のづみたんでした。

 

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