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咲かない球根植物

公開日:2019.3.28

こんにちは、さかもんです。

ソメイヨシノが華やいできましたが、我が家のベランダもにぎやかになってきました。芽吹いたり開花したり、逆にまったく動き出さないので生存が危ぶまれている鉢植えも。前々回のカルチべブログでご紹介した肥後椿の挿し木もひと鉢……。まるきり枯れ木の風情な上に、指でつつくとグラグラするのですが、あきらめ悪く様子を見ています。

ガーデンシクラメンは開花にかなりばらつきが。右端の白い花はひと月遅れでやっと一輪咲きました。
5年前に購入したスミレの子孫。毎年、たくさんの種子が落ちるので、ほかの鉢植えにちょこんと芽吹くことも。

ところで、今春は球根植物が今一つの様子です。チューリップは芽が出ず、ムスカリは葉だけがだらりと伸びてつぼみは見えず。キズイセンとニホンズイセンは、どちらもすくすく育ちましたが、肝心の花はまったくつかないままシーズンを終えようとしています。ヒヤシンスは順調ですが、この頃は日ごとに真冬と春を行ったり来たりするような寒暖差があるので、負けずに咲くかどきどきしています。

今年も咲かずじまいのニホンズイセン。去年は一輪だけ咲きましたが、その前の数年は開花なし。気難しいです。

父は「植え付けが遅かった」と反省しきりですが、そもそも大きな問題が……。実は、どの球根もお店で購入したものではなく、毎年、分球させてきたものです。新しいもので3年、長いもので10年くらい。球根植物は次の年も咲かせるのが楽しみでもありますが、ベランダではなかなか達成が難しいのが実感です。原因は手抜きとかうっかりとか天候とか、いろいろと思い当たりますが、やはり栽培年数を重ねるほど咲かなくなります。ニホンズイセンなど10年はベランダにいるのに、咲いたのはたったの3シーズン。

ただ、球根植物は妙にチャレンジ精神をくすぐるところがあって、見切りをつけるのが難しい。なんとなくもやもやしながらまた来年も……となりがちです。父も栽培を続けるつもりのようですが、折を見て新しい球根を差し入れてみようかなと思います。

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