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小さいけれどお味はしっかりパイン味! 根強いファンもいる、沖縄産のスナックパイン

KILO808
公開日:2019.4.26

こんにちは。KILO818です。花粉症がなかなか収まらず、薬を買いに駅前の薬局へいこうとする道すがら、ばったり、青果店むさしやの飯島さんに会いました。

飯島さん、今日は病院内にあるコンビニに、カットフルーツの納品だそうです。「入院されている方に向けて、食べやすいようにカットしたパイナップルを、コンビニを通じて販売してます。主力商品の一つなのです」。ドクターから止められている場合はだめだけど、パイナップルだったら、消化酵素も食物繊維もばっちり摂取できるし、いいね! と話していると、飯島さんが「KILOさん、カットもいいけど、見ても食べても楽しいパイナップルがあるけど」。面白そう。どんなパイナップルなんだろう!? 期待に胸を膨らまして、薬局帰りにむさしやさんに行くことになりました。

ちっこい王冠がなんともかわいぃ。スナック感覚で食べたらもったいないスナックパイン

冷蔵庫の中から取り出されたるこの小さきパイナップル。沖縄産「スナックパイン」と申します。飯島さんの話によると、以前は台湾産がメインで輸入されていたが、15年ぐらい前から沖縄産が出回るようになったとか。「沖縄県が農産物の輸送費に対して補助金を出していたこともあって、徐々にその美味しさが広まっていきました。

最初はもの珍しさで売れましたが、今や実力も伴ったブランドパイナップルとして確たる地位を獲得しています」。なるほど。食味に関しては、熟した状態で出荷する沖縄産が出回ったおかげで、甘いスナックパインが自宅で楽しめるようになり、見た目だけでなく、味もともなう果物になったんだな。スナックっていうよりも、小さい王冠をかぶった王子様のようだから、リトルプリンスパインで「リトプリパイン」とか、ネーミングをカワイイ系にひねってみたらもっと広がるかもですぞ。

台湾産は酸味が強かったんだそうです。一方、沖縄産の熟したスナックパインは、甘み充分。「全体的に甘みはあるのですが、とくに下半分に甘みが集中しているので、私は上から食べて、あとから甘みを楽しみます」と飯島さん。

「ところで飯島さん、スナックパインて、どうやって食べるの?」とたずねたところ、四角くブロックになっているところを親指の腹で抑えて、下に向けて力を入れてホロっとするそう。

どれどれ、ほんとだ。黄色い実を口の中に入れると、甘さと程よい酸味がスプラッシュします。芯まで食べられるのがスナックパインのいいところだそうです。この食べている実の部分、飯島さんが言うには花の基部が膨らんでできた実の集合体だそうです。だからポロっととれるのね。実際には花びらではないですが、ひとつのブロックが花びらだったと想像して食べると、楽しい! 子どもと一緒に調べながら食べると、植物の知識も一層深まります。パイナップルのひみつとか、夏休みの自由研究にもいいかも!

四角いブロックになってる部分を親指で押す。
食べ方を教わって家で実践。王冠をポキッと外して……
親指で押すと、ポロっとなった!
食べ進むと、こんな感じ。黄色い実がみっちり。

沖縄から運んでくる割には、食べない冠芽も落とさずに輸送されます。厳しめに言うと輸送効率悪し。でも、この葉っぱの冠があるからかわいさをキープできていると思います。この葉っぱの冠をじっと見つめていると、エアプランツに似てるな、アナナスにも似てるな、と思い調べてみると、いずれもパイナップル科でした。ですよね~。あー、無知は罪。罪は罰。おしりぺんぺん。勉強し直します。

上から見たスナックパイン。鑑賞に充分耐えられる。観葉植物としてもイケル。おしゃれさん雑誌が取り上げそうな感じ。
飯島さん「青果物メジャーのパイナップルは生長点を抜いているから、花は咲かないと思うよ」。放射線を使って芽止めをする場合もあるようだ。馬鈴しょと一緒ですわね。まれに花が咲くらしいが、開花・結実に至るまでは2~3年かかるそう。スナックパインはどうかな?

「この葉っぱ、植えておくと発根しますよ。試してみれば」と飯島さんのアドバイスがありました。農業者ではないKILOは、お家に帰って植えてみました。KILOの管理が上手くないのか、いまだ発根せず。だま編集長からは、発根促進剤つかってでも発根させよと命令が。発根剤って、あーた。毛生え薬みたいに言わないでよう。発根したら、ブログでご報告したいと思います(法的に問題があれば、アドバイスお願いします)。

だま編集長もわざわざ沖縄から取り寄せているという、スナックパイン。見て楽しくて食べても美味しい。しかも、育てられるかもしれないこのフルーツ。KILOも大好きになりました。おすすめデス。

飯島さん「ここいら辺から、根がでるんだよね」と葉をペロン。
カットフルーツ用に最初から葉がカットされているパイナップルも流通しているそうだ。青果物メジャーごとに栽培管理と味が違うそうで、飯島さんによると、デルモンテ社「ゴールデンパイン」は水分を少なめに栽培し糖度が高く、ドール社「甘熟王」は水分を多めにし、糖度と酸味のバランスがよくみずみずしさを感じるそうだ。

それではよいゴールデンウイークをお過ごしください。KILOはGWに開催する「上野の森親子ブックフェスタ」の誠文堂新光社ブースに参加します(1日目が担当です)。絵本や児童書が謝恩価格で購入できますよ。よかったら、来てね!

次回はまた、違うネタで!

 

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