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優しい香りとコクのあるジュースが楽しめるヤングココナッツ 神田祭だワッショイ!編

KILO808
公開日:2019.5.10

こんにちは! KILO815です。GWはいかがお過ごしでしたか? 私は子どものラグビーやサッカーの送り迎えで終わってしまいました。一日だけ、秋葉原に行き、いつかは欲しいアマチュア無線の無線機を眺め、行きつけの万世書房さんで世間話をし、高騰しているレトロゲームのソフトを眺めて指をくわえる……ことができました。

そんな秋葉原に、昔、青果市場があったことをご存知な方は、おそらく40代後半以上ではないでしょうか。私は、父の仕事場が秋葉原からほど近い岩本町にあったこともあり、昭和50年代の小学生のころから秋葉原が遊び場でして、中学生の頃に、マイコンでいうと9801の出始めのころ(1982年発売)、アップルだとAPPLEⅡc(1984年発売)のころですかね、電気街の東側、昭和通りに抜けようとする間に、神田市場があることを知りました。昼間に通ると、薄暗くて中学生だった私にとってはちょっと怖い場所でした。

アキバの帰りに青果店「むさしや」の飯島さんのお店に寄ってみると、店頭の装飾がご覧の様相。お祭りの時に着る半纏が飾られてます。よーく見ると、「市場」と染められています。

KILO「飯島さん、これ神田祭に使う半纏ですの?」
飯島「そうだよー。神田市場の関係者が着る半纏なんだ。神田祭で御神輿を出すからね」
KILO「え? 大田に移転した後も?」
飯島「神田明神の中に江戸神社っていう神社があって、神田市場の元関係者は氏子なんだ。平成元年に大田に移転したから、30年以上も続いていることになるね」

へー! 神田市場はなくなってしまっても、魂だけはまだ生きてるんだなぁ。大きな御神輿は、大田市場に保管場所があるんですって。神田市場の関係者で構成される「江戸神社奉賛会」の神輿の待機場所は、秋葉原UDXの建物のそばにあるから、遊びにおいでよと、飯島さんからお誘いがありました。5月11日(土)は神幸祭、12日(日)は本祭りだそうです。この週末は、神田市場の面影を探索しながら、神田祭の御神輿を見に秋葉原に行ってみてはいかがです?

江戸神社奉賛会 https://kandamatsuri.ch/report/537
神田祭 https://www.kandamyoujin.or.jp/kandamatsuri/

無人島での水分補給のど定番!! おいしく飲めるようになった、ベトナム産ヤングココナッツ

ここからが本題であります。5月に入り日中の気温も25度Cを上回る日があります。乾いた喉を潤すのに、カンキツだとちょっとべたつくし、スイカだと持ち運びが面倒。こんなとき、何かいい果物ないかしら? とたずねたら、飯島さんに、「ベトナム産のヤングココナッツが冷えてるから飲んでいきなよ」とすすめられました。コ、ココナッツですか?

目と口があるように見えるヤングココナッツ。繊維は産地で処理されて輸出されるそうだ。

想像しているココナッツとは大違い。小ぶりで果実の表面はツルツルです。繊維の部分はすべて現地で加工されてから輸入されています。かつては、フィリピンから大ぶりのココナッツが輸入されていましたが、青いまま(未熟のまま)であったせいで、そのジュースはのココナッツの香りはあるものの、口に含んだ際、青臭さが感じられたそうです。

この固い皮を包丁で処理するのは、家庭では難しそう。
KILO「ハンマーでたたいたりしないと、ココナッツミルクを飲めないんでしょ。これは流行らないよ」
飯島「そう、むかしはハンマーやら出刃包丁やらをつかって、ココナッツの殻と格闘してんですが、簡単に穴をあける方法がわかっちゃったんですよ」

殻の表面のデコボコを目と口に見立てると、口の部分に小刀の先端をあてて、くり抜くようにすると……。
ポロっと、栓が空くように穴が開いた。この部分だけ柔らかく、他の部分はカチカチ。

簡単に穴をあけることができた。これだと家に買って帰っても大丈夫。ストローをさして吸ってみると、口の中にココナッツの香りがふわっと広がり、ほのかに甘みを感じるココナッツミルクが、ほどよい冷感をもったまま食道に流れ込んでいきます。なんだこれ。うまい! うますぎる!

果物の中から、液状のものがでてくるなんて、子どもたちに飲ませたらびっくりするだろうなぁ。
全部飲み干したいのを我慢して、中身をグラスに出してみました。うすく白濁していました。まだ見の中にミルクが残ってましたので、グラス一杯半ぐらいは楽しめそうですよ。

飯島「昔、体を内側から冷やすのには、ココナッツミルクがいいと、バングラデシュの人に聞きました。夏の火照ったからだを冷やすのには丁度いいくだものなんだけどなぁ」。

ベトナム産ヤングココナッツが日本市場に出回るのは4月から6月中下旬ぐらいまでだそうです。一番喉が渇く7月、8月には輸入量は減ってしまいます。他の農産物を運んだほうが利益があるから、なんでしょうね。残念だなぁ。どなたか、夏のヤングココナッツで商売始めませんか?

残ったヤシ殻の内側にある固形胚乳を採取するために、まずは実のお尻の部分をハンマーでガツンとやる。
ひび割れた部分に小刀の先を差し込み、ザクザクと小刀を切り進める。ちなみに、ヤシ殻で思い出すのはフジックさんの「ベラボン」。
白い胚乳を殻から切り取り、乾燥させるとココナッツパウダーの完成。風味づけの調味料とし使える。ヘルシーフードとして利用するレシピも、検索すると出てきますね。

家に持ち帰って、家族にも試飲してもらったところ、長男は「甘いミルク」、妻は「冷やしすぎると風味がおちるから、常温の方がいいのでは」との評。甘すぎず、ベトつかないところが好まれていたようでした。

美容や健康にも効果があるとするレシピを公開しているサイトをいくつも見つけました。みんな、ココナッツ大好きなんだなぁ。ココナッツの構造を調べたり、白い胚乳を乾燥させてココナッツパウダーを作ってみたり、夏休みの自由研究にも使えそうですね。

このベトナム産のヤングココナッツ。無人島に流れ着いた自分を想像しながら飲むと、そのありがたさもひとしおです。ぜひお試しあれ。

次回はまた違うネタで!

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