農耕と園藝 online カルチべ

生産から流通まで、
農家によりそうWEBサイト

お役立ちリンク集~カルチペディア~
資機材チェック

ハウスに吹き付けるだけで、遮光ができる!! 遮光剤『ファインシェード』

公開日:2019.6.12 更新日: 2021.4.27
『ファインシェード』を塗布した農業用ハウス(外観)。

これからの季節、気温の上昇に伴いハウス内の温度上昇を抑えるための管理作業が増えてくる。
今回ご紹介する遮光剤『ファインシェード』(アキレス株式会社)は、既存のハウスに吹き付けるだけで、遮光ができるアイテム。温度管理作業が軽減され、作物焼けの軽減も期待できる。

『ファインシェード』の効果

①ハウス内の温度上昇を抑える

『ファインシェード』は、農業用被覆資材を使用したハウスの表面に吹き付けることにより、ハウス内の温度上昇を抑える効果が期待できる。温度上昇を抑えることで、ハウス内での作業負担が軽減されるだけでなく、葉焼けを防ぐなど、作物への高温対策にもなる。
実際に『ファインシェード』を使用している生産者(愛知県田原市・キク生産者)によると
「厳しい暑さが続いている時期、ファインシェードを塗布したハウス内は曇天時のように涼しく感じられるので、作業がしやすい」という。

吹き付け前の農業用ハウス。
吹き付け後の農業用ハウス。適度に遮光されている。

②作物焼けを軽減

温度上昇抑制だけでなく、イチゴや軟弱野菜等の焼けを軽減する効果が期待できる。『ファインシェード』を導入しているトマト生産者(熊本県八代市)は、
「春先のハウス温度上昇の軽減ができ、トマトの焼け防止にもつながるので、数年前から継続的に使用している」とリピートしているようだ。

吹き付け作業は簡単、農業用被覆資材も傷めない

『ファインシェード』の使用方法は、原液を撹拌してから約8倍の水で薄め、農業用被覆資材を使用したハウスの表面に吹き付けるだけ。吹き付け作業は、晴天日に液体を噴霧できる器具で点状に吹き付ける。液体が乾燥すると膜ができるしくみとなっている。厚く塗布したい場合は、数回に分けて重ね塗りすることもできる。季節やハウス内の作物の状況次第で、吹き付け調整してもよい。
また、農業用被覆資材(農ビ・農PO)に優しい原料を使用しているため、被覆資材を傷めないのも特長だ。

吹き付け作業も簡単にできる。

持続期間は「標準」「短期」「長期」の選べる3タイプ

水、界面活性剤、炭酸カルシウム、アクリル系樹脂からなる『ファインシェード』。遮光期間は「標準」「短期」「長期」の3タイプの中から選択できる(長・短期は特注となる)。

遮光剤『ファインシェード』標準タイプ

 

異常気象が叫ばれる昨今、『ファインシェード』で手軽に猛暑対策に取り組んでみてはいかがだろうか。

ファインシェード(遮光剤)

<標準タイプ>
内容量8.8L/8.8Lに対して水約60L(原液:水=8.8L:60L)/1缶での塗布可能面積 800〜1,000㎡/遮光率20〜30%
<短期タイプ>
内容量8.0L/8.0Lに対して水約56L(原液:水=8.0L:56L)/1缶での塗布可能面積 750〜950㎡/遮光率20〜30%
<長期タイプ>
内容量8.2L/8.2Lに対して水約57L(原液:水=8.2L:57L)/1缶での塗布可能面積 800〜1,000㎡/遮光率20〜30%

<アキレス農業資材紹介> 詳しくはURLから↓↓


「ファインシェード」(遮光剤)
https://www.achilles.jp/product/agriculture/horticulture/fine-shade/


「プラチナコート」(高機能性農業用ビニールフィルム)
https://www.achilles.jp/product/agriculture/horticulture/agricultural-vinyl-platina-coat/


「ビオフレックスマルチ」(生分解性マルチフィルム)
https://www.achilles.jp/product/agriculture/horticulture/bioflex-multi/

お問い合わせ

アキレス株式会社 農業資材販売部
TEL03-5338-9289
〒169-8885 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー

この記事をシェア