HOME 読みもの カルチべブログ ベランダの病害虫対策 カルチべブログ ベランダの病害虫対策 さかもん 公開日:2019.9.3 こんにちは、さかもんです。 8月は不安定な空模様が続き、ベランダでは鉢植えに病害虫が蔓延しています。 特にフジ、ルリマツリ、ツルバラなどの元気がありません。 主に流行っているのは斑点病っぽいのですが、つるバラは黒星病かもしれず、オウゴンマサキとイチジクはうどんこ病と戦っています。 今年は猛暑日が少なく、比較的過ごしやすい日が多かったように感じられますが、過ごしやすかったのは病原体も同じこと。何年かぶりの大流行になってしまいました。 よく行く園芸ショップでは、病気になる前に予防のための薬剤散布をお勧めしています。ついつい『病気になってから』、慌てて薬を使いだすことが多いのですが、もっと予防を念頭に置いた管理が足りなかったと反省しています。 すっかり不健康そうな佇まいになったフジの木。ハダニが多発し、斑点病っぽくもあり、うっかり水を切らすなど栽培管理の不足も疑われています。今年は藤棚をリニューアルしたものの、まだまだ課題は多く、工夫が必要です。 ルリマツリはせっかくついたつぼみが、そのまま枯れるという事態が多発。ようやくいくつか開花したと思ったら、葉に斑点と縮れ症状が目立つように。これはスリップスかもと、遅ればせながら薬剤散布しました。 イチジクはうどんこ病にかかりながら、1つだけ実がつきました。品種は不明。ただ「桝井ドーフィン」ではないらしく、秋果のみ収穫できる品種のようです。果実も小さめ。 私は一応、農学部を出ていますが、植物の病気を見分けるのは苦手です。 植物病理学の単位はとったものの、今でも覚えていることは「ツツジのもち病は舐めるとちょっと甘い(ような気がした)けれど、食べると青臭い」くらいで、とても役に立つレベルではありません。 また、余談ながら、当時は農薬を使わない防除に興味を持っていました。希釈した牛乳でアブラムシを退治しようとしたり(臭くなった上、カビを誘発して大失敗)、テントウムシを捕まえてはベランダに放してみたり(当然、いつきません)、トウガラシ油を使おうとして止められたり(洗濯物に刺激物が付くという理由で)、ミニ防虫ネットを仕立ててみたり(ネットの中でアブラムシが増殖、高温障害も出てえらいことに)と、碌なことをしていません。 けれども、現ベランダ担当の父は、病気や害虫っぽいものを見つけると、すぐに人のところへ持ち込むので、毎度、インターネットのお世話になっています。今はインターネット上に、便利なデータベースがあって大変重宝しています。特に画像検索が面白く、手元の鉢植えと同じ植物で、病徴を見ることができる機会が増えました。おかげで、ついいろいろな病害虫を検索しては、時間を費やしてしまいます。 今年はまだ秋の長雨シーズンを控えていて、夏は過ぎてもまだまだ病害虫との濃いお付き合いは続きそうです。 この記事をシェア 関連記事 2021.6.3 梅雨のベランダとゼラニウム こんにちは。さかもんです。 そろそろ鉢植えを家に迎えたいなと言いつつ、早くも6月 […] クジャクサボテンゼラニウムガクアジサイハナショウブ 2021.6.3 旬をとじこめる こんにちは。梅雨入り目前の時期ですが、最近は気持ちの良いお天気が続いていましたね […] アメリカンチェリーデラウエアスイカソラマメちまきサクランボ 2021.5.28 「水耕栽培ガチャ」を発見! みなさまこんにちは!とぅーすです。 東京は日の入りが18時半と、ずいぶん長くなり […] モヤシ