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本と雑誌とカタログに、首まで埋まって園芸せよ!

公開日:2019.12.31

こんにちは。パーリーピーポーとは距離をおきたい、だまです。

大晦日、新年を迎える準備はできましたか?
新年の準備も大切ですが、この時期、来春に向けてやっておかなければならないことがあります。

それは、来春に向けて家庭菜園の準備です。

来春なんて、気が早くない? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが……もう、戦いは始まっているのですのよ、奥様!

春作は5月の連休に園芸店やホームセンターで苗を購入すればいいのですが、こだわりの品種を育てたい方は、今、何を育てるか決めなければならないのです。

「うちではトマトは桃太郎と決めてますのよ、奥様!」
「あーら、宅の主人はミニトマトのアイコが好きなんですのよ、オホホホ」
「キュウリがあれば、毎日ぬか漬け三昧ですわよ。アタクシはときわ光明をタネから育てますのよっ」

という感じで、こだわりの品種をお求めのあなた、急いで種苗メーカーのカタログをチェック&注文を急がなければ、充実した家庭菜園ライフを送ることはできませんよっ!

『園芸家12カ月』でカレル・チャペックも言っています。

……十二月の庭は、何よりもまず、おびただしい園芸カタログのなかに見出される。園芸家自身はガラスにかこまれた暖房のある部屋で(肥料やそだでなく!)園芸カタログと、パンフレットと、本と、雑誌に首まで埋まって冬眠する。……

園芸家なら、誰もが読んでいる(はず)のカレル・チャペック「園芸家12カ月」。私は中公文庫版が好き♡
窓から凍てつく庭を眺めながら、園芸家は本を読み、カタログをめくり、頭の中で園芸に勤しむのです。

ということで、私も来春に向けて自宅に届いた一般向けのカタログをめくります。

数年前まではバラのカタログを取り寄せまくっていましたが、今はこの2冊。
種子からやりたい気持ちもありますが、温度管理が難しいのでやっぱり苗からかなあ。お花もあると、テンションあがります。この数年、夏バテしない、1株で大きくなるもの選んでいます。
あっという間に付箋がたくさん。日当たりの悪い狭い庭、こんなに育てられません…。
ヨウムのかんたくんが「エダマメは必ず栽培してほしい」と主張しています。

ちなみに、農耕と園芸編集部には農業用のカタログがあります。展示会などでいただくのですが、こちらはプロ向けなので、内容も農業用語バリバリです。カルチべの読者の皆様にはおなじみですよね。

営農向けのカタログ。

寒さの中、春の息吹を想像しながら栽培品目を選びを楽しみたいと思います。

2019年は「農耕と園芸」のリニューアル、そしてこの「カルチべ」の立ち上げなど、いろいろなことを経験させていただきました。変化の時、大変でしたが乗り切ることができたのは、たくさんの方々に支えていただいたおかげです。この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

2020年は、カルチべをもっともっと盛り上げていきますよ! 生産者に寄り添うウェブサイトとして、お役に立てるコンテンツ掲出に取り組んで参ります。あたたかく見守っていただけますと幸いです。

では皆様、良いお年をお迎えくださいませ☆

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