HOME 読みもの カルチべ市場動向 【関西 果実】清見 カルチべ市場動向 【関西 果実】清見 ミカンオレンジ清見 公開日:2024.3.28 大阪市東部市場に入荷してくる「清見」の入荷量の推移を見ると、隔年結果の影響や年によるばらつきがあるものの、一定量の入荷が続いている。 単価は入荷量と連動しており、入荷量が少ないと単価が高くなる傾向にあるが、近年の果物全体の価格上昇の影響もあって入荷量が多くても高単価となる年もある。 全国的には愛媛県が最も収穫量が多く次いで和歌山県、この2県で全体の約8割を占めているのだが、大阪市東部市場では他のカンキツも含めて近隣の和歌山県からの入荷が多く、「清見」の入荷量は全体の9割以上を占めており、次いで愛媛県となっている。 自身の人気も健在だが、親としての利用価値も未だ他に類を見ない。今後もさらなるスター品種を生み出すことも大いに期待されるので、引き続き注目し続けたい。 著者プロフィール 新開茂樹(しんかい・しげき) 大阪の中央卸売市場の青果卸会社で、野菜や果物を中心に食に関する情報を取り扱っている。 マーケティングやイベントの企画・運営、食育事業や生産者の栽培技術支援等も手掛け、講演や業界誌紙の執筆も多数。 1 2 3 この記事をシェア 関連記事 2024.3.27 【関西 野菜】シュンギク 他にも福岡などでは「大葉」と呼ばれる、関西のものよりもさらに幅が広くて切れ込みが […] シュンギク 2024.3.19 【関東 切り花】ストック このブラウン系の品種「ヴィンテージブラウン」は、アレンジの挿し色としてギフトや装 […] ストック 2024.2.29 【関西 果実】紅ハッサク 大阪市東部市場に入荷したハッサク、「紅ハッサク」とも和歌山県が9割を占めている。 […] カンキツ類ハッサク紅ハッサク