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新品種発表会

トキタ種苗大利根研究農場オープンデー2023

公開日:2024.1.8 更新日: 2023.12.22

ミニトマト「サンチェリーピュア」

完熟で収穫しても、トラブルが少ないのが魅力の一つ。

数あるミニトマトの品種のなかから担当者が注目として挙げたのが「サンチェリーピュア」。完熟で収穫しても輸送時に割れにくいため、遠方に出荷してもトラブルが少ない。また完熟で収穫が可能なため、食味の良いものが届けられるという。高冷地や夏秋栽培にも向き、越冬栽培は通常より低めの温度で管理しても着果が良好なので、ハウス栽培での省エネにも貢献できる。初期から無駄花も少なく、1花房当たり15〜30果の収穫が可能という。

光沢のある染赤色の果実は、見た目にもおいしそうで、一粒約18gと大きめ。糖度8度で安定しているというから、市場でも好まれそうな品種だ。

葉かび病、モザイク病、萎凋病レース1、斑点病に強い耐病性を持ち、ネコブセンチュウ類に耐性がある。

オープンデーでは、ハートの形で人気の「トマトベリー」シリーズも紹介。とくに新品種として登場したオレンジ色の「トマトベリーオレンジ」は、多くの人が足を止めて写真を撮っていた。やはり見た目のかわいらしさと新しい色見は、お弁当などの彩りにも向くため、差別化を図りたいミニトマト生産者にも注目してもらえそうだ。他には家庭菜園向きの面倒な芽かき作業のいらない「ジャングルトマト」も展示されていた。

愛らしいハートの形をした「トマトベリーオレンジ」。
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