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カルチべブログ

亜熱帯の街 世界遺産の国

公開日:2019.5.20

みなさま、こんにちは!

編集部のづみたんです。

さて、今回のカルチベブログでは、前編に引き続き大型連休に訪れた「香港・マカオ」の後編のお話をお届けします!

前回の私は大型連休の日本が平成から令和になる元号またぎの真っ只中、香港そしてマカオに出掛けていました。

(前編のお話:綺羅星の街 砂糖菓子の国)

「ひとりチームカルチベ 現場参上」in香港・マカオです。そう、校了前の「農耕と園藝 夏号」を残して……。

 

香港からマカオは、高速フェリーに乗って1時間程度。

胸を高鳴らせてマカオへの到着を待ちます。

 

香港を巡る際は「香港行ったらこれ食べよう!」(誠文堂新光社)を参考に街を散策しましたが……

マカオでは何を食べたらいいのかいまいち分からずちょっと悩んでしまったので、「マカオ行ったらこれ食べよう!」があればいいなぁ……と思いながら船に揺られていたのでした。

「香港行ったらこれ食べよう!」を見て訪れた「佳佳甜品」。ジョーダン(佐敦)にある人気店で、何を食べてもおいしく、常に行列ができています。
紹介されていた「芝麻糊拼杏仁露」は、黒ごまとアーモンドが一度で楽しめるスープデザート。24HK$(335円)でミシュランお墨付きの味が楽しめます。

そして、無事に到着したマカオ市街。

早速散策します!

比較的コンパクトに観光地がまとまっている印象です。セナド広場の街角からはおいしそうな食べ物の香りがいたるところから漂っていました。一瞬のスコールに見舞われ、一時雨宿り。
すぐ近くには、世界遺産の聖ドミニコ教会(玫瑰堂)が。1587年、メキシコの修道士によって創建されたそう。パステルカラーの建造物のかわいらしさに見惚れていたらお天気も晴れました。
マカオで最も古く大きい歴史ある寺院、マーコミュウ (媽閣廟)。厄払いにも効果があるとのことだったので、最近いろいろな出来事に見舞われがちな園長の無事を祈ってきました。
寺院を何気なく歩いているとき、ふと頭上を見上げるとそこにはバナナが……!しかもあんなにたくさん! さすが南国だなぁ、と静かに感動したのでした。
ここで一息。香港が紅茶の国なら、マカオは珈琲の国です。どちらも国ではありませんが。それぞれの文化からは、イギリス領とポルトガル領だった時代背景が垣間見えます。ポルトガル式カフェラテはあっさりしているのにコクがあり、味わい深い風味がしました。

ところで、「マカオ」といえば煌びやかな「カジノ」を連想される方も多いかもしれません。

宿泊したホテルに併設されていたカジノの入口。21歳以上であれば誰でも利用できるオープンタイプです。入口の警備員に「Please show me your passport!」と足止めされ、部屋に帰って激しく地団駄を踏んだ記憶は全部平成に置いてきました。
さて、マカオで私が本当に観たかったのは、カジノではなくこの景色でした。世界遺産でもあるモンテの丘から見た眺めです。90年代に流行した某岩井俊二監督の映画作品に出てくる架空都市の舞台にもなった街並み。特に何があるわけでもありませんが、ただただ美しい世界でした。
実はマカオには、あまり土地がないため農地がありません。(…えっ!)しかし、自然が多いこともあり、比較的のどかな風景が広がっています。こちらはモンテの丘にいた白い鳩たち。
さて、夕食です。何気なく食べたポルトガル風卵とじがとてもおいしかったのでご紹介。ポルトガル料理には、タラの身を塩漬けして乾燥させたバカリャウを使った料理がたくさんあるそう。非常にダンディな髭のおじさまが飾り切りしてくれた生野菜がキュートです。

こうして香港・マカオで多様な文化に触れ、感化されて帰国した私なのでした。今、とても熱帯・観葉植物の図鑑が作りたいです。

「農耕と園藝」編集部兼チームカルチベとしては、次回はもっともっと農業に寄り添った地域に視察(?)に出掛けたいと感じました。

新たな旅に出掛けた際は、また各地の情報をお届けしますね!

 

おや、あれは…?

 

 

 

 

 

平成から令和という時をかけた一冊、「農耕と園藝 夏号」!!!

 

 

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それではみなさま、次回もお楽しみに!

月曜日担当のづみたんでした。

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