HOME 読みもの カルチべ取材班 現場参上 島根発。反収倍増 トマトの「しだれ仕立て」 カルチべ取材班 現場参上 島根発。反収倍増 トマトの「しだれ仕立て」 トマト栽培しだれ仕立てトロ箱栽培 公開日:2024.3.1 水稲の育苗ハウスを活用した「トロ箱栽培」 なぜこのような整枝法が生まれたのでしょう? 島根県の元農業改良普及員で現職時代は野菜全般を担当。のきの郷でトマトの栽培指導に当たっている原 卓(はら・たかし)さんにお話を伺いました。 「島根県が推奨している『トロ箱栽培』の活用法のひとつです」 「トロ箱栽培」とは、その名の通りブリなどの魚の流通に使用される細長い発泡スチロールの容器=トロ箱を再利用して、島根県農業技術センターが開発しました。そこに培土としてヤシガラ、腐葉土、モミ殻炭等を入れ、点滴チューブを設置した簡易型養液栽培システムです。低コストで導入可能で、軽量で移動も楽なので、ミニトマトや中玉トマト、イチゴ、キュウリ、ナス等を栽培する生産者が、県内各地で増えています。 軽量で移動も容易な発泡スチロール製のトロ箱に培土を入れ、トマトを栽培。 水稲とトマト。異なる作物を同じハウス栽培する場合、前作に使用した農薬を後作の作物が吸い上げる「コンタミ」のおそれがありますが、トロ箱栽培には、培土を地面と遮断する効果があり、それが農産物の安全性にもつながっています。 1 2 3 4 5 この記事をシェア 関連記事 2023.10.1 イチゴの流れを変える秩父の「あまりん」 埼玉県秩父市・和銅農園 田口さんによると、人によって好みの品種はさまざま。 「カップルの方 […] かおりんよつぼしすずおいCベリーあまおとめイチゴとちおとめあまりん 2023.6.16 松山でアボカドの産地化を実現する、 愛媛県松山市農業指導センター 台風被害がきっかけで… 松山市での栽培は意外なきっかけで始まりました。1991年 […] アボカド栽培フィンガーライム 2023.5.8 初心者も4種の施設園芸が学べるJA周桑経営実証圃 誰もが学べる実証圃 愛媛県西条市丹南町にある、農産物直売所「周ちゃん広場」は、連 […] 経営実証圃アスパラガスメロンJA周桑アムスメロン研修生募集